信用取引で融資を得るとはどういうことですか?

入社七年目のサラリーマンです。自分の仕事に大きなやりがいを感じていて、このたび自ら会社を興そうということも考えています。まだ独身だからこそ、今しかできない仕事上の冒険というものがあると考えたのです。ところが、一介のサラリーマンが起業を考えた際、その元手をいかにして確保するかがよく分かりません。一つ友人からアドバイスを受けたのは、信用取引という行為のために融資を得るということなのですが。

信用取引のために融資を得るとはどういうことですか?

自分の元手を少しでも増やすことで、取引を有利に進められます

そもそも信用取引とは株の世界の用語で、自分が現在のところ現金で用意できるお金よりも多くの金額を宣言し、信用によって株の取引を行う行為です。そのため、取引に必要な資金をあらかじめどこかから借りてくるのが原則になります。

信用取引を自分のペースで行えるよう、消費者金融からの借り入れを考えるサラリーマンが増えています。信用された上での取引ということなので、株の購入資金を100パーセント自分で用意する必要はないわけです。

信用取引を行う際に消費者金融からの借り入れを受ければ、本来なら50万円分しか株が購入できないところ、その3倍程度まで株が購入できる、ということさえ考えられます。また、株を変える時に変えるだけ購入しておけば、後になって万が一にも株価が下がったとして、空売りによって利益を得ることができるのです。

最近は、できるサラリーマンたちの間で株の取引がちょっとしたブームですね。
この際ですから、あなたも始めてみてはいかがですか?

信用取引で金利が発生する理由は融資の一種だから

信用取引をするときには金利を支払ったり受け取ったりすることがありますが、これはなぜなのかというと、融資によって取引をしているからだと言えるでしょう。貸し借りが行われているという実感はないかも知れませんが、実際には貸し借りが発生しています。

信用取引で買う場合には、証拠金を預けたり、あるいは株式や債権を証拠金代わりにしたりすることが多いです。現金を預けた場合には、その現金で買い付けるのではないという点に注意しておきましょう。その現金で買うのではなくて、その現金は担保として置いておいた上で、証券会社から借りた資金で買付を行うことになります。資金を借りる訳ですから金利に相当する分を支払わなければならないのです。

多くの人は現金を預けているようですから、その感覚はないとは思います。しかし、債券を証拠金代わりにして取り引きをすることを考えてみればこの事はよく分かるでしょう。債券を預けたとしても現金はないわけですから、買い付けるために現金を借りてこなければならないのです。証券会社から借りて買い付けていると言うことは、これでよく分かるでしょう。

信用で買った場合には、いずれ買い玉を決済しなければなりませんが、反対売買として売却をしたときに借りていた資金を返済することになります。このときに不足していれば、証拠金の中から支払う事になるのです。

空売りの場合にはどうなるのかというと、持っていない株を売るわけですから、まず株を借りてこなければなりません。株を借りるためには料金を支払わなければなりませんが、売ることによって得られる代金は証券会社に預けるわけですから、これに対して受け取る方向に金利が発生します。ですから、空売りをすれば利息を受け取ることができるという特徴があるのです。このように、信用取引では買い付ける資金を借りたり、売った資金を預けたりすることによって融資が行われていると考えられます。そのために金利が発生するのです。

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